強い目標ができると、人は想像以上の力を発揮します。その点、どうしても行きたい学校ができたら、それは奇跡を起こすほどのエネルギーになるかもしれません。しかし、親が見る学校に対する観点子供が観る学校に対する観点大きくズレがあるものです。

例えば、親は学校の内容に目が行くのに対して、子供は「制服が可愛いから」といった理由で志望校を決めたりするのです。

親がまだ学校について何も知識がなく、調査している段階で子供を連れて行くのは、少々危険です。

先ほどの例のように、目標に対する意見が分かれる可能性があるからです。親の観点の方が、たいていの場合子供にとってもいいはずです。しかし子供はそれが理解できない。自分の行きたい学校を否定されると、頑張ることに疑念が生まれてきます。それでは、力が出ず、成績はジリ貧になってきます。

これを避けるためには、はじめの調査段階では子供を連れて行かないことです。夫婦だけで行き、これなら行かせてもいいという候補を絞ってから、子供を連れていくのです。このようにすれば、このようなつまらない失敗はしないで済むでしょう。