何かを成し遂げるためには、前向な気持ちが不可欠です。受験も当然そのような気持ちが必要ですが、いつも「頑張ろう。頑張ろう」ではマンネリですぐイヤになってしまいます。そこで、子供のモチベーションをなるべく自然なかたちで、別のやり方で維持する方法も考えなくてはなりません。
そこでオススメするのが、将来の夢を語らせることです。
職業のことに限ったことではありません。「ノーベル賞を取りたい」だって言いのです。そのとき、親側は否定をしてはいけません。必ず肯定をしてください。こういうとき、親は気持ちでは子供を肯定するつもりで「勉強しなくては、できないぞ」なんてよく言いますが、それを言うなら「勉強すれば必ずできる」と言ってもらいたいものです。
また、勉強から逃避したい気持ちが働いてか、本当にそう思っているのか、勉強にはあまり関連性を感じない職業になりたいという場合があります。例えば「野球の選手になりたい」とか、「漫画家になりたい」とか、「ペットのトリマーになりたい」とかを口にする場合もあるかと思います。
親の希望とは違ったとしても、それを否定するよりは、それを肯定して勉強と結びつけた話をすると良いかと思います。例えば野球の選手であっても超一流になるためには、力学であったり医学であったり語学であったりと勉強がかなり必要です。ですから、「勉強をすれば、いい選手になれる」ということを言うわけです。
どんな道を行くにも、勉強を避けては行けない。勉強は必要なのだということを、感じてもらうことも、子供にとって大事なことではないでしょうか。