家庭教師・個別指導塾選択法2―-成功する家庭教師の選び方
当ページの項目
- 知らないと絶対後悔する!家庭教師業界の常識
- 家庭だけが知らない。家庭教師業界の内実
- 家庭教師派遣会社が示す肩書き・ハク付け
- 形骸化している派遣会社の家庭教師管理
- 派遣会社がする家庭教師への指導とは
- 失敗しない家庭教師利用法!
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知らないと絶対後悔する!家庭教師業界の常識
家庭教師派遣業界の常識は、家庭が想像するものとは逆のように思えます。
例えばプロ教師の定義ですが、プロ教師といえばもう何年も大手塾などで指導経験があって、どんな問題もたちどころに解決してしまう頼もしい教師をイメージするかと思いますが、この業界では「プロ教師」の範囲が想像以上に広いのです。
なんと、「学生でなければみなプロ教師」として紹介されます。
私自身の経験をいうと、かつて私が初めて中学受験指導をした頃のことです。
当時私は有名家庭教師派遣会社4社に登録しましたが、何件も指導未経験の中学受験をされる家庭に派遣されました。
もちろん中学受験指導は未経験であることは登録時にも明示し、依頼時もその旨再度伝えましたが、会社の方は「君は中学受験経験があるからOK。知っていることを言ってくれれば、それでいいから。気楽に行ってくれればいい」といったことを言われたので、そのつもりで依頼を引き受けました。
しかし、あとで判明したのですが、どうやらご家庭には、私のことを会社は「指導経験豊富なプロ教師」として紹介していたのです。
私は真実とは掛け離れた紹介のされ方に驚き、他の家庭にも尋ねてみたところ、どこのご家庭も同様の紹介のされ方をされてました。
なんと登録した4社どれもが家庭に対して、指導経験未経験の私を「指導経験豊富なプロ教師」と嘘の紹介をしていたのです。
それでいて会社から、何のフォローも指導もなし。
私が多くの人から耳にする限りでは、今でも多くの派遣会社においてこのような体質が続いています。
家庭だけが知らない。家庭教師派遣業界の内実
毎年家庭教師派遣会社(個別指導)が力を入れるのは次の2点です。
1、少数でも確実に有名校の実績を作り、翌年アピールできる材料を作ること。
確実に有名校の合格実績を毎年出すために、「過去に有名校の実績を出した教師に優秀な生徒だけを当てて確実に実績を作り、翌年以降もその教師に優先して優秀な教師のみ当てるというサイクルを繰り返す」という方法が、家庭教師(個別指導)業界で広く採用され続けられています。
つまり会社側が生徒を調査し、はじめから状態の良い生徒だけをピックアップしてエース級の教師(その会社内では)を担当させるわけです。
2、たくさんの生徒に教師を派遣すること。
家庭教師の派遣会社は、教師を派遣さえすれば収益になるのです。
そこで1件でも顧客を獲得するため、様々な工夫をします。
教師の肩書き・ハクづけ
派遣会社は家庭の前でその教師についてハクづけに肩書きや様々な枕詞を創作していかにも付加価値あるトッププロを装います。しかし、誤解を誘導するような肩書きも存在します。その内実はわかったものではありません。
教師管理のメリットを主張
例えば、家庭教師についてはこっちでしっかり管理するから大丈夫だ、といった主張をして、派遣管理の有効性をアピールします。しかし、派遣会社の管理というのは、どういったものなのでしょう。
教師への指導するという主張
教師にも指導します。派遣会社のする指導とはどういうものなのでしょうか。指導しなくてはならないような教師を派遣することには、PRになるのだろうか。
家庭教師派遣会社が示す肩書き・ハク付け
肩書きの誤解誘導と実態
プロ家庭教師
前述したように、「プロ家庭教師」という肩書きなら「ダメな生徒を引き上げる経験も能力も抜群の教師」といったイメージが先立つかもしれませんが、それは誤解をわざと誘導させられています。この業界では、学生でない家庭教師のことをプロ家庭教師といいます。これは既に業界では常識となっていますので、知らなかった方はこれを機会に頭に留めてください。能力的には学生教師より落ちるプロ家庭教師も実際には存在します。
有名塾の現役講師(元講師)
「有名塾の現役講師(元講師)」という肩書きであっても、実は1月程度非常勤アルバイト講師として講習等を担当しただけであったり、在籍すらしていない者をでっち上げて派遣されるケースもよくあります。
そもそも現役塾講師の派遣というのは、可能なのでしょうか?
常識的な企業であれば、職務規定上アルバイトを禁止しているところです。しかしあきれてしまうことですが、大手塾の中にはたくさんの生徒を預かりながら、職務規定上アルバイトを禁止していない塾がありますので、派遣は確かに可能です。
しかし本来塾の業務と重なる時間にアルバイトができる現役塾教師というのは、どのような教師なのでしょうか?
私の友人で、塾の教師をやっている者が何人もいますが、本当に力量のある教師なら、塾の仕事で忙しくて、なかなか家庭教師までやれないものだそうです。
去年○○中学に合格させている家庭教師、○○中学に実績が出ている家庭教師
例えば、「去年開成中学に合格させている超プロ家庭教師」、「開成中学に実績が出ているエース家庭教師」といえば、偏差値がぜんぜん満たなくても開成中学を希望している家庭ならすぐに飛び付きたくもなるでしょう。偏差値が満たない我が子の実力をどんどん伸ばしてくれるに違いないと想像するからです。
しかしこれにもトリックがある場合があります。よくよく教師にその開成中学に合格させた生徒について聞いてみたところ「もともとすごくよくできる子だった(偏差値が高い子だった)」ということがよくあるのです。
家庭教師のニーズというのは、大半は成績向上目的ですが、なかには成績維持目的であったり、十分な偏差値がありながら単に不安だからという理由でつける場合もあるのです。
だから、「開成中学合格」という実績の裏には、できない子供を引き上げて開成中学に入れた場合もあれば、もともとできる子供で成績維持の結果合格したというケースも考えられるのです。
極端な話、後者のケースでラスト1ヶ月一緒にいただけでも、生徒が受かれば「開成実績1人」です。指導力がなくたって、派遣会社はそんなことは興味がないので知りません。派遣会社は、ハク付けになる事実があればよいのです。そんなことが1回あっただけで、毎年毎年「開成に合格させた教師」と力強く唱え家庭には安心させたうえで、紹介していきます。ま、逆に中身を知らないからこそ、できるのでしょうけど。
形骸化している派遣会社の家庭教師管理
例えば、教師採用についても、はじめにペーパーテストはあっても非常に形式的で採用に落とされることはまずありません(最近ではこれすらやらないところも多い)。
登録を拒んでも双方にメリットはありませんから。
派遣を通すメリットとして「教師の管理」を派遣は主張すると思います。
しかし、この意味はほとんどが「月1回簡単な報告書を提出するだけ」。
しかも、これがまったくの形式的で機能していない。
教師は自分の評価を下げないため、いいことしか書いてない。
会社はそれをわかっちゃいても一応信じることにして、客から責められたときの責任回避の口実にする。
「家庭教師をつけても成績が上がらない」といわれても、「担当教師からそういう報告は来ていない」というわけです。
ひどい派遣会社は、その教師からの報告書すら読んでない。
現在派遣家庭教師を雇っている人は、その劣悪な派遣会社に当たってないか調べてみると良い。
方法は、試しに会社に「半年雇っているけど、まったく成績が上がらない」と電話してみるだけである。
会社は担当者は、まずあなたの子どものことをまったく把握していない。
苦情が来て初めて担当者は内容のない報告書に目を通す。
返ってきたコメントを聞けば、いかに把握していないかがよくわかる。
これが「派遣の管理」。
「家庭教師の管理」なんて、親が自分でやっても結果は変わらない。 さらに・・・
派遣会社は一度契約したらなかなかやめさせてくれないのです。
「それじゃ、先生を代えましょう。たまたまいい先生が、その時間空いていますから」ということになって、どんどん時間を稼いでいきます。もちろん「今まで使った時間や金はどうなるんだ」なんてことには、まったく取り合いません。 あたかも自分の仕事に何の落ち度も非もない、親切な傍観者を装います。
派遣会社がする家庭教師への指導とは
派遣会社が「教師にも指導します」とあれば、何も知らないご家庭は「きっとこの派遣会社のトップは非常に優れた指導ノウハウを持っていて、たとえ派遣された家庭教師で当初はだめだったとしても、その教師に指導ノウハウをみっちり教えこんでくれて、きっと助けてくれる」といった印象を持つものです。しかし、その内容はあきれてしまうようなものが大半です。
学習面に関する指導については、100%と言っていいほど派遣は教師に丸投げです。
派遣会社が教師を育成することは様々事情があって現実的には不可能です。家庭教師への指導はあって「マナー指導」と「家庭からのクレームの伝達」。
だから結局、家庭教師の成果は教師頼みなのです。
教師と家庭の媒介に過ぎない派遣会社は、まったく関係ない。
むしろ派遣会社は、教師の指導力や人格もあまりよくわかってないで派遣している。
セクハラやティチャーズハラスメントなどをする教師も、過去にそうした内容の明確な苦情がなければ平気で派遣する。
当然トラブルもよくあることです。
でも派遣ならトラブルがあってもラクチンです。
そもそも、派遣という形態は、責任を不明確にしやすい形態なのです。
これが会社・教師ともに有利に働きます。
なにか大きなトラブルがあればお互い責任のなすりあいができますし、大抵の場合は教師の変更でなんとか丸く収めることが出来ます。
会社はその教師をその家庭から外して、別の家庭に回せばよいことなのです。
なんの傷も付きません。
教師は別の家庭に派遣されるか、すぐにはなくても新規の顧客があればそこにまわされるのでたいした痛手ではありません。
こんな事は日常茶飯事です。
トラブル起きても結局会社も教師もマルですから、なんの反省はありません。
また翌年も新しい客に同じことをやるだけです。
派遣の教師は、失敗してもまた仕事は来ますから指導力なんて上がるはずがありません。
プロ教師とはいえどもピンからキリまでいるのです。
くどいですが、それは忘れないでください。
難しいのは、お金を積んでも本当に有能な教師が来てくれるのかわからないところ。
派遣会社にとっては、教師ランクなどと言ってどのランクの教師を希望するか聞いてくるけれど、家庭が最高いくらまで払えるか調べるだけ。
なるべく高い料金で契約し、空いてる教師を当たって派遣するだけなのです。あ〜恐ろしい。
個別指導教室も同様のことが考えられます。
同じ事務所内でやるので、密室形態でなければセクハラ被害や「どなりまくる」、暴行といった最低以下のことは少ないかもしれません。
ただし個室形態を取っているところは注意が必要です。
失敗しない家庭教師利用法!
まず上記の実情を知る。
裏事情をよく知ったうえで臨めば、一番有利で誠実な契約ができるでしょう。少なくとも無知のままでいるより、よほどよい結果になるはずです。
ネット上の口コミサイトや掲示板で調べてみる。
ただし掲示板にあることがすべて真実とは限りませんので、注意が必要です。
こういう業者もいる。
- 家庭教師派遣後になって高額な教材や教師が指導するためのマニュアルを購入させる派遣会社
- 表向き学生非営利団体を装って保護者を安心させながら、実は実態は株式会社(スーパーに貼ってあるところに多い)。
- 初回授業だけ受けのよい優秀な教師を派遣して、その後なにかしの理由をつけて別の教師にチェンジする。それで退会すると、多額の解約金を取る。
失敗を自覚したら、はっきりと断る!
家庭教師(または派遣会社)の選択に失敗したら、はっきりと意思を示し退会することが重要です。「もう少し様子を見ましょう」などと言われ引き伸ばされそうになっても、そこは貫かなくては、今度は取り返しのつかない失敗になってしまいます。あなたの子どもはこのまま行ってしまい、受験後の大きな後悔につながりかねません。
知らなければ一度目の失敗は避けられないことです。しかし一度の失敗があってもそれをカバーできる親は、ここが違うのです。
派遣会社に電話するときは、まず腰を落ち着けて!
子どもの状況は大変な状況かも知れませんが、あわてたらアウトです。派遣会社も塾の教務も本来の姿は営業マン。主導権を握られ、簡単に言いくるめられてしまいます。 まずは腰を落ち着けることです。
生徒の現状をふまえて、学生にするかプロにするか検討する。
大学受験、高校受験、学校の補習レベルなら学生でも戦力になるかもしれませんが、中学受験ではプロから選ぶべき。特に6年生の受験指導で学生を選択するのは自殺行為に近いといえます。
具体的に相談質問してみる。
塾選びと共通しますが、教務・教師双方に対して勉強法や今抱えている問題点を具体的にいろいろ相談したり質問したりして、教務に対してはどの程度頼れる存在か、教師に対しては様々な力量を測ることです。
教師の選択段階では、実際に親も同席して授業を聴いてみる。
「やりにくい」などと言ってそれを拒む教師は実力がないと考えてよいと思います。机の下にボイスレコーダーを忍ばせるという裏技もあります。
プロにするなら派遣より、自営の教師の方が指導力のある良い教師が多い。
私の経験からも言えることですが、自営でやった方が守られるものがないので教師は鍛えられます。いい加減なことは出来ません。また自信のある教師ならば、わざわざ多額のマージンを取られる派遣センターを通すはずがなく、自分で募集するというのが常識だからです。