中学受験の家庭教師、個別指導塾選択法1――失敗しない学生家庭教師利用法!

家庭教師は、プロ家庭教師と学生家庭教師がいます。ここでは学生家庭教師を利用する際の注意点と効果的な利用法について述べたいと思います。


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家庭教師・個別指導塾選択法1―失敗しない学生家庭教師利用法
当ページの項目

  • 家庭教師で失敗したら、あとがない!
  • 意外に成功率が低い家庭教師・個別指導
  • 学生家庭教師の長所・短所
  • 数学で算数を教える教師に気をつけろ!
  • 学生家庭教師の効果的な利用法!

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家庭教師で失敗したら、あとがない!

家庭教師をつけたら、絶対効果があると思ったら大間違いです。
たしかに指導力が一定ならマンツーマンが形態として最も効果的な指導形態かもしれません。

それは集団指導よりも個人指導のほうが影響力が強い!

ということを意味しています。

 

それだけに、もし能力のない家庭教師をつけたらどうなるか・・・・

 かえって状態が悪くなってしまうことだってよくあることなのです。
解き方や考え方に悪い癖がついてしまい、どうすることもできなくなってしまいます。

 私は別の家庭教師のあとに担当することも多く、そのような生徒を何人も見てきました。
家庭教師をつけて逆効果だったというのは、珍しいことでもなんでもないのです。

 

保護者に知っていただきたいことは、受験指導というのは、指導形態が一番重要なのではないということ。
 誰が指導するか、どのような指導をするかといった指導内容こそ最も重要なのだということなのです。

ここはしっかりとご理解いただきたいところです。

意外に成功率が低い家庭教師・個別指導教室

家庭教師にしても個別指導教室にしても、金銭的負担は結構なものです。
プロに頼めば費用は塾の何倍もかかってしまいます。

 

しかしその割りには、業界全体としての成功率は仮にプロであっても、保護者の期待から見ればずっと低いように思われます。  

 それはかつての教師の派遣経験からも十分感じられたことですし、毎月私の元にいただく、数多くのご相談のお電話からもわかります。

「家庭教師や個別指導教室に付けていながら成果が出ない、もしくは下がった。どうしたらよいか」という内容のご相談が、本当に多いのです。

 さらに最近では私の生徒の半数以上が以前別の家庭教師等をつけていたご家庭ですので、業界のプロ教師の評判やレベルがいかなるものか嫌でもつかめてしまいます。

 受験の裏を知らない方は、インターネットの口コミサイト(「中学受験 口コミ」「家庭教師 口コミ」などで検索したらいくつも出てきます。)なども参考になるかもしれません。

学生家庭教師の長所・短所

学生教師の長所は、なんといっても価格の安さです。
 価格が安いので、気軽に長時間頼みやすいところがあります。また生徒と年齢もさほど離れていないので、お兄さんお姉さんができたように感じるかもしれません。
フレンドリーな雰囲気になりやすいかもしれません。
  また、学生教師の場合受験に勝った方がされることが多いので、効率的な勉強法を知っているとも考えられます。

 

短所はやはり、指導力は期待できないことです。


 これは仕方がありません。

派遣業をした経験で言えば、学生に中学受験の受験指導を期待すること自体無理があります。

学生側も本音は、できれば責任の重い受験指導はしたくないものです。

 ご存じの通り知っていることを知らない者にわかりやすく伝えることは、簡単なことではありません。
保護者様におかれましてもご自身の学生時代を思い出していただければ、家庭教師をしている学生の数に比較して成績がすごく上がったという事例がいかに少ないか、また仕事という高い意識を持った学生家庭教師がどれほど少ないか、察しが付くところでしょう。

 ましてや中学受験は6年以上前に学んだものなので、相当忘れてしまっているはずなのです。
しかも相手は自分の常識が通用しない年齢。
学生の対場から見れば、(というか学生でなくても)最も指導しにくい対象です。
(大学受験指導も高校受験指導も経験している私から見ても、中学受験指導の方がずっと骨が折れます)
 また優秀で学生であれば、有能な者にとってできない者を理解することは難しいことです。
自分が優秀であればあるほど、なぜこの問題ができないのか理解に苦しむところでしょう。

 

できない生徒を受験で勝たせるためには、知識だけを教えてもダメなのです。

 また学生教師は、効率的な勉強法を知っているかもしれませんが自分のやり方しか知りません。
しかしこれが実際には裏目に出る場合も十分考えられます。

 人間はそのときの能力も性格も才能も時間的な制約や環境もまちまちなので、ある人にとってうまくいったやり方が、成績不振の小学生にも適合するとは限らないからです。
 

問題は、ある勉強法がその生徒にうまくいかなかったときに次の手がすぐ出せるかどうか。

なのですが、やはりそれは成功に導いた指導経験の差が大きくものをいいます。

 また学生教師を雇う際に親は、学生はプロ教師と比較して、入試が近くなったり重要な時期になると、休む傾向があることも、あらかじめ覚悟しておいた方がよいでしょう。

すなわち、学校行事や定期試験、病欠などを理由にしてどんどん休むのです。直前にあわてるのは家庭です。


 

数学で算数を教える教師に気をつけろ!

プロ教師といわれる教師にもいるらしいですが、特に学生教師は我流で指導するため、算数を数学で教える傾向があります。

 例えば方程式を多用して説明します。
方程式は一見適応範囲が広いのでよさそうですが、大きな欠点が存在します。
それは、以下の点が挙げられます。
 

  • @ 方程式で解くと算数で解く場合と比較して大幅に時間がかかる。 入試における算数の制限時間に対する問題量は、方程式を前提とせずに設定されているので、他の問題に時間的影響がでる。
  • A 方程式を常態にすると、物事の裏づけの理解抜きに一定の型の中に数値を放り込むくせがついてしまうため、あまりものごとを考えるということをしなくなる。したがって算数全体の問題への理解力が落ちる。  
  • B 思考が硬直化するので、型にはまった単純な問題ならまだしも、少し応用されると取れなくなる。
  • C いったん方程式オンリーの癖がつくと、修正が難しい。

 方程式については否定はしませんし、実際に「消去算」という一次方程式を内容とする分野もあります。
しかし方程式を多用するのは非常に危険。
あくまでサブとして位置づけるのが妥当と考えます。

学生家庭教師の効果的な利用法

 私の派遣経験では結論として、概して学生家庭教師は受験指導にはお勧めできません。

ただし学校の補習指導なら無理がないかと思います。


受験指導をするにしても、中学受験には正直あまりお勧めしません。

大学受験か高校受験ならば、ある程度戦力になるかもしれません。


仮にどうしても中学受験で考えるなら、技術の伴う算数・国語はお勧めしません。

理科もしくは社会の知識的指導なら、可能かもしれません。

ただし、中学受験経験者がやることを前提でのお話です。

注意したいのは、家庭教師の管理について、派遣会社の管理はあてになりません。結局は、自分で管理することになりますし、そうすることが賢明です。

学生家庭教師は、このあたりを参考にしてご利用されることをお勧めいたします。
ご希望であれば、弊社からもご紹介が可能です。