中学受験 自己をもっと観察せよ!

自分のことはわかっているようでわかってないものです。「己を知る」ということは、ひょっとしたら他人を知ることより難しいことなのかもしれません。ここでは受験戦略として、己を知るとはどういうことなのか、どうすれば効果的な受験勉強ができるのか、ひも解いていきたいと思います。


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中学受験で戦う相手を知れ!
当ページの項目

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  • 中学受験のライバルを知ろう!
  • 偏差値だけではライバルは知れない!
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  • 塾別内部生に勝つ方法 (日能研・SAPIXサピックス・四谷大塚 YTnet・早稲田アカデミー)
  • ライバルは塾の生徒だけではない。
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「己を知る」ということはどういうことなのか

 受験戦略上「己を知る」ということは、自分にどれくらい実力があるのか、ということを正確に知るということです。

今ある自分の戦力と欠点を見つめ、志望校に合格する見込みがあるのか、あるとすれば今どれくらいあり、どこを改善すればより見込みは増えていくのか、そういうことを知ることです。

偏差値はどこまで己を知る手段になりえるか

  

 前に偏差値は「他人を知る手段というより自分を知るための手段だ」と記述しました。
確かに偏差値は、母集団の中の客観的な位置を示すので「己を知る手段」になりえます。

 入試は相対的比較なので、塾の模擬テストにより現時点での志望校に入る見込みについては、ある程度参考になります。

ただしその有効性、及び利用価値は、文字通りある程度であって限定的です。


  というのも、一般的な大手塾のテストの偏差値は、超トップレベルの秀才からどうしようもないボンクラ劣等生まで幅広く受験するため、受験生全体層のなかのおおよその位置がわかり受験校を決めるのに参考になりますが、実際特定の学校に合格できるのかどうか、という点では母集団の層に入れてはいけない層をかなり入れているので、あまり当てにならないのです。
(その目的であれば、特定校受験希望者のみを母集団にしたテストであれば有効です)。

 また一般の模擬テストは、実際の入試問題とは次元も性質も大分異なる問題なので、特定校の合格可能性を図るには、すごく不正確なのです。

 ただし、そのテストの偏差値ではっきりしていることは、そこで使用された全員共通の問題についての、母集団全受験生に対する順位であって、「共通した問題に対する相対的位置をつかむ」という意味で『自分を知る』ことができます。


 

 このように、一般層を対象としたテストの偏差値は意味がないとまでは言いませんが、あくまで参考の域を出ないのです。
 あまり偏差値信仰に陥らないように。一種の目標値として偏差値を活用されるとよいでしょう。

 またたとえ高い偏差値を収めたからといって、絶対安心しないようにしてください。ナメた気持ちを持った瞬間から、どんどん落ちていきますよ。

効果的に「己を知る手段」には

  

 塾に行っている人にとって、最も効果的な「己を知る手段」は、模擬テストの活用(復習)です。

しかし、テストを受験するものの、それが返却されても成績(偏差値)をみるだけでそのままというう生徒が大変多いように思えます。
  私から見れば、それは宝の山を失っているのと同じで、大変もったいないことのように思えます。

返却されてきたら偏差値ではなく、間違い箇所に目を向けることが大切です。

  その間違いはあなたの現在の実力を現しています。
 その間違いを分析することにより、最も的確に「己を知る」ことができます。

塾に行かなくても己を知る手段はある

 「己を知る」ことは実は塾に行かなくても、簡単にできます。

別に試験じゃなくてもよいのです。試験のつもりで問題を解けばよいのです。
  そのときのポイントは、

@ 必ず制限時間を決めてやること。

問題集の中には、制限時間が書いてあるものがあります。そういう問題集を利用する。

A 必ずあらかじめやる問題を決めておくこと

本人ではなく親がやることです。

B 4教科続けてやること。

例えば算数の手ごたえが悪く不安になったからといって、続けてまた算数をやらない。予定を変えない。

C 教室などで実際に受験しているところをイメージしてからすることです。

弊社より販売している『入試本番実力発揮力CD』を利用すれば、非常に効果が期待できます。

 また塾のテストよりもこちらの方が、メリットも認められます。

@ 時間が短縮できる。

往復の通学時間や寄り道の時間などがかかりません。

A すぐに採点、間違い分析ができる。

これが最も大きなメリットだと思います。塾のテストが有効でない大きな要因は、実施日と返却日に大きな隔たりがある点だと思います。答案等がそろったときには、忘れてしまって原因分析ができないからです。

B 解説がより丁寧。

これも大きなメリットです。塾テストの解説は紙面の制限により内容が非常に簡略されていて、解説が省略されていたり、読んでもなに言っているかわからないこともしばしばです。その点市販書はずっと丁寧な解説がついています。

C 費用がかからない。

テスト費用や往復の交通費などが節約されます。