成功する中学受験塾・進学教室選択法

どこのご家庭でもお子様の塾について、どこに行かせればよいか、大いに悩まれるのではないでしょうか。どこの塾にすれば、行かせたい学校に合格できるのだろうか。その塾に入れて子供はついていけるのだろうか。


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成功する中学受験塾の選択法
当ページの項目

  • 中学受験塾選びは難しい。
  • 塾選びのまえに知っておくべきこと
  • 塾の経営システムと保護者の幻想
  • あきれるほどモラルのない塾もある
  • 失敗しない中学受験塾の実績比較法
  • 塾実績比較の注意点
  • 通塾できる支店を絞れ
  • ベストの塾は、子供によって違う。--1
  • ベストの塾は、子供によって違う。--2
  • 塾選びの決め手はなにか
  • 塾は不可欠ではない!塾なし受験可能

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中学受験の塾選びは難しい。

外に出ている情報はいいことばかり、でも良いうわさも聞けば悪いうわさも聞く。
実績のよい塾に入れればよいのだろうか?合格率の高い塾に入れればよいのだろうか?
  考えれば考えるほどわからなくなるのが塾選びです。

塾選びのまえに知っておくべきこと

夢を壊すようですが、

 「この塾に行かせておけば、先生が懇切丁寧に教えてくれて、そこそこの有名校には入れてくれるだろう」という塾を探しているのでしたら、その理想的な塾とは永久に出会えません。

保護者のニーズはわかっていますが、そういう塾は存在しないのです!

 また、どこの塾に行っても、必死で勉強しなくてはいけません。本人が、能動的に学ばなくては、そう簡単には上位校には受かりません。

この点が塾選びの前に知っておくべきことです。

 そもそも親が塾にここまでやってほしいという期待と実際に塾ができるところとは、あまりに大きなギャップがあります。
それは保護者側も理解しておかなくてはなりません。

塾ではできなくなった生徒をどのようにしたら引き上げられるか、それはほとんど期待できません。
塾にできることは、「問い&個々の理想的結論」の紹介と評定だけです。

 個々の理想的な結論というのは、試験に出るという過程のもと、その体系が成立しているのですが、上位校入試ではほとんどそれが期待できません。

どうしても学んだことを活用する力が必要になってきます。
 また塾はダメ出しはできるけれど、具体的な解決策は無い。

困ったら塾に相談すればよい、という期待は見事なまで打ち砕かれます。
親がこのことを知っておかないと、お子様の受験とその後の人生に決定的な影響を及ぼしかねません。

塾の経営システムと保護者の幻想

  教育の仕事に対して「聖職」という言葉がありますが、皆様は教育業に対するイメージが良すぎます。
先ほど申したような「塾にさえ入れておけば、金さえ払っておけば、先生が何でもやってくれてそこそこの学校には入れてくれる」 なんて甘い幻想をもって中学受験の世界に足を踏み入れる親は決して少なくないように思えます。
 言えば当たり前のことなのですが、結局、中学受験産業というのはやはり企業であり経営なのです。
それこそ1人でも多くの生徒を獲得するために、いろいろな営業トークが存在し、苦情への対処マニュアルが存在するわけですし、次年度の生徒獲得のためにも、どうしても実績広告につながる上位クラスの生徒をかわいがります。
これは塾の経営上どうしようもないところなのです。

できるだけ多くの生徒を獲得し、戦力になる生徒をかき集めてそこに努力を特化し、それによって得た実績により次年度の生徒を獲得する、そのサイクルによって塾の経営は成り立っています。

 考えてみれば当然のことなのですが、保護者は、まずこの事実を理解し、受け入れなくてはいけません。
塾に幻想を持つのは自由ですが、気付きが遅ければその分対策も遅れるわけで、ライバルとは埋めがたいな差が開いているかもしれません。

家庭側としては、塾及び他の受験産業のことを、子どもを全面的に委ねる対象として見るのではまずいです。

目的達成の一手段として冷静に批判的に客観的に見る、という態度が絶対に必要です。

こうすることによって、今まで見えなかったものが見えてきます。現実というありのままの姿がはっきりしてくるのです。

あきれるほどモラルのない塾もある。

子供にとって塾は勉強を習うだけではない存在です。それを忘れて、モラルを落としている塾があります。このような塾では、勉強以前のより重大なものを子供が欠損する可能性があります。

・副業を黙認している塾。

あきれてしまうことですが、大手塾の中にはたくさんの生徒を預かりながら、職務規定上アルバイトを禁止していない塾があります。一般の会社では当たり前のことがその塾にはない。塾のモラルが問われてしまうところです。
 このサイトではその塾名まで出しませんが、どうしても知りたいという方は簡単に調べられる方法があります。
「現役の塾講師を家庭教師として検討したいが、どこの塾の講師なら派遣してもらえるだろうか」と家庭教師派遣会社にあたってみればよいのです。

・生徒本人は受かっても絶対行く気もないのに、塾の実績稼ぎのためにやたらと有名校を受けさせる塾

これは、志望校に落ちてしまうことを心配して、複数校併願させるのとはわけが違います。
 第一志望校が合格が決まり、それ以外は行く気がないという生徒に対して、優越感を駆り立てて後日程にある有名校の受験を強くすすめる塾がこれにあたります。別に、後日程の受験校に行きたくなる可能性があるならこうはいいません。既に合格した学校に行くと決めているのにそのような圧力をかけるのです。
 

例えば、1月に合格が決まる渋谷教育学園幕張中学を第一志望にして合格をもらっている生徒に、2月校の御三家や新御三家などの受験を過度に強く勧めるのです。

 目的はすでに完了しているのですから、本人にとっては何も得るものはありません。あるとすれば渋幕のほかに他の学校に受かったという事実だけですが、それは子供の成長上マイナス要素にしかならないと思います。
 仮に渋幕と開成に受かって、渋幕に行ったとしても、その違いを世間は評価してくれません。しかし本人はそれにより頭が高くなってしまい、その後の成長を邪魔するかもしれません。費用も時間も費やします。
 本人は、そのときは深い考えもなく受験をして合格をとってくるかもしれません。

しかし、本人が必要のないことをあえてしたために、後日程の学校では、憧れながらあと1点のところで泣く生徒が1人どこかに出るのです。ご本人が大人になったとき、親になったとき、そのことに気づき自分のやったことに後悔するときが必ず来るのではないでしょうか。

 塾として教育をやる以上、子供の将来の影響も配慮するのは当然のことだと思います。大人(塾)がだらしないだけなのに、それを子供や家庭に負担させるこのような塾は、心のない塾・モラルの低さを感じさせられます。

失敗しない中学受験塾の実績比較法


 よく塾が広告などで出す上位校合格者数を単純に比較して、塾を評価する人がいるかと思います。
でもそれはやっぱり素人の考え方。少し考える人はさらに分析します。
 

まずはじめにしてもらいたいことは、「重複合格者を除いて数字を見つめる」ことです。


どこの塾でも合格実績は少しでもよく見せるため、重複合格者を含めた延べ数で合格者数を表示しています。
それを除いて見ないと実態が正確に把握できません。データは合格実績よりも進学実績の方が重要なのです。延べ数では、ひとりで何人もカウントされるからです。
 関東では2月1日以外に受験日を設けている学校の合格者数には注意が必要です。
例えば、2月2日校の合格者数には2月1日本命校と併願重複合格者もいれば、その学校を本命とする合格者もいるわけです。
これは偏差値上位校であればあるほど、除くべき人数は少ない傾向にあります。
 意外に盲点なのは、男子の場合で御三家&駒場東邦のような、2月1日校で2次試験が無い学校の合格者にも除かなくてはならない重複合格者がいることです。
それは

筑波大学付属駒場中学校(筑駒)

の存在です。これは中学受験では特別異種の扱われ方をされるため、「うちの子には関係ない」と考え、実績データにおいてもまったく無視する傾向があります。

 (計算例)
合格実績データ(A塾)  筑駒3人、開成5人、麻布3人、海城巣鴨12人
合格実績データ(B塾)  筑駒6人、開成7人、麻布2人、海城巣鴨12人

 (評価失敗例)
  筑駒の存在を見落とし、A塾では御三家が8人に対してB塾は9人でBが有利。海城巣鴨については互角と考える。

(計算方法)
御三家の人数は開成麻布の単純合算ではなく、筑駒をそれから除きます。また、新御三家(海城・巣鴨)の評価は、それらの単純合算から御三家以上の人数を除きます。

(このとき除くべき人数は今求めた御三家の数ではなくて、筑駒も加えた人数であることに注意。もちろん筑駒合格者の併願校が必ず海城巣鴨というわけではないのですが、それを前提にして計算したほうが、受験資料としては有用です。)

(計算結果:進学実績推定)
   A塾:筑駒は3人・御三家5+3−3=5人・新御三家(海城巣鴨)は12-(5+3)=4であるのに対し、
   B塾:筑駒6人・御三家7+2-6=3人・海城巣鴨12-(6+3)=3人という比較

(計算結果利用例)
 A塾では、海城巣鴨の合格者12人のうち、余裕の合格者が8人に対して、ギリギリのラインで合格している(海城巣鴨の本命合格者は4人。
 さらに、塾の生徒数で割って、比率を求める。それを塾同士で比較・・・など。
 
 

塾実績比較の注意点

  ただし,それだけでは不十分です。
それぞれの塾の卒業時の在籍生徒数を調べ、それを分母にして目当てとしている学校の合格者生徒の比率を割り出します。
するとその塾内でどの辺に位置する生徒がどの辺りの学校に行けるか推測できます。
 しかしこのとき意外に盲点なのは、

塾が受入れる生徒レベル

です。
具体的に言えば、入塾テストの有無及びそれにより入塾を許可する水準のどれくらいかということです。
 例えば日能研とサピックスではどちらも入塾する際入塾テストを行います。
しかし、日能研の場合は原則的にほぼ全員を受入れるのに対して、サピックスはそうではありません。
生徒ははじめから一定のレベルになければ入塾すらできないのです。
この事実が塾の生徒数に反映されます。
日能研がかかえる生徒総数がサピックスの何倍にもなっているのは、支店数もさることながらこういう事情から生じているのです。
そして日能研はサピックスより下位レベルの生徒比率が相対的に高くなっているわけです。
 

こうなるとサピックスの塾生に対する上位校占有比率は、それだけで日能研よりずっと有利に働きます。

するとそれを見て塾を選ぶ次世代の生徒のうち優秀な生徒は日能研よりサピックスを選ぶようになりますよね。
それにより、その傾向にさらに拍車がかかるわけです。
サピックスの実績ははじめからそういう点で有利にできているのです。
 したがってサピックスにケチをつける気はありませんが、塾の指導力をデータから測るのであれば、このあたりの事情を加味して判断する必要があります。

 

通塾できる支店を絞れ

  しかしここまでやっても、まだお子様の塾選びに資する参考資料としては不十分です。
塾を選ぶうえでは、通塾距離の制約があることでしょう。
本当に役立つ資料にするには、

通学可能性のある塾の支店レベル

に絞ってこの計算をしなくてはいけません。
塾全体ではA塾のほうが良かったけれど、うちの近くの支店レベルでの計算ではB塾の方が優れていたということはよくあることです。

こうして出した数値が、ある程度塾の比較としては役に立つかと思います。
ただし、くどいですが前述した

受け入れる生徒レベルを加味

して比較してください。
「生徒レベルが○○の割には、この実績は〜だな」という感じで見るわけです。

 ただし塾の実績分析はあくまで参考までにしてください。
実は実績数値はどこまで真実の数字かよくわからないのです。
特に個人情報保護法が施行されてからは実績の裏付けとなる資料は公開しなくて良いので、多少の水増しはあるかもしれません。
各塾の上位校合格者数の合計も学校の公表数とは大きく食い違っています。
 またこのあと詳しく述べますが、自分の子供にとってベストの塾というのは実績面だけでは決められません。
開成何人・桜蔭何人という塾に入ったとしても、本人が合格するかどうかは別問題ですし、長い将来を考えれば表面上の実績よりも重視するべき点が存在するからです。
やはりあくまで参考に過ぎないのです。

ベストの塾というのは、子どもによって違う。--その1


 上位校に多くの生徒を合格させている塾が、あなたの子どもにとってベストの選択とは限りません。
例えばそういう塾は生徒レベルが高いことが多いので、本人にとって進路が早すぎたり、本人には必要な説明が省略されたりすることがあります。その結果、往々にして

その塾の進路に付いていけれなくなる生徒が続出します。
ひどい人は、基礎力もつくれず息切れして、受験自体を断念することになる場合もあります。


また、塾によっては勉強嫌いになってしまうような塾もあります。
量だけ膨大に与え、できないとなじるような塾は、生徒にこういう傾向があります。

本当は、勉強は本当は面白いものだということを具体的に教えられる教師がいると良いのですが、現実的にそういう教師に出会うことは非常に稀かと思います。

いい中学に入っても

勉強が嫌いになっては元も子もありません。


1pointでも偏差値の高い学校に入れたい気持ちはわかりますが、

子供にとっては、中学受験後のほうが重要

なのだということを、頭から離してはいけません。
 また大手塾にいく場合、拘束時間などの問題で習い事などはやめなくてはならない場合が普通です。
しかし家庭にとってはそれがかけがえのないものであって、できれば続けながら受験したいるかもしれません。
夫婦にある教育観を確認したり、本人の状態を見極めることが大切です。

ベストの塾というのは、子どもによって違う。--その2

 意外な盲点なのは、志望校のこと。

家庭がどこを志望校にしているかによって、ベストの塾は変わってきます。

大手塾のカリキュラムは

基本的には御三家特に男子は開成・灘、女子は桜蔭・神戸女学院

などに対応できるように意識してつくられていますが、別にそこをはじめからねらっているのでなければ、

必要のない部分もある

わけです。
偏差値は高くても、問題の質は比較的平易な中学校もあります。
 中堅塾などの中では、はじめから御三家では勝負せず準御三家や中堅上位校、地域での有力校にターゲットを当てている塾もあるようです。

塾選びの決め手はなにか


  • 受験の合否を本当に影響するのはどこの塾に行くかというより、「誰が教えるか」。この塾に行くとしたらおそらく担当するであろう先生に、いろいろ相談したり質問したりする。その答えにより力量を測る。
  • できれば親子で授業を聴いてみる(但し、許可しない塾も多い)。
  • その塾に通わせている先輩保護者を探して話を聞く。知り合いに適当な方がいない場合は、夜授業が終わる頃に塾の近くに行って待つといいでしょう。何人か必ず子供の迎えにお見えになる保護者がいるので、尋ねてみる。
  • 口コミサイトの利用。検索エンジンで「中学受験 口コミ」などとやると色々出てきます。
  • 職員室をのぞいてみる。大手塾だろうと教室単位で良いところと悪徳なところと大きく差が出る。悪いところはどうしても雰囲気に出る。

現在では、塾なし受験も十分可能

昔と違って、現在は塾は中学受験に必要不可欠とまで言えない状況です。
生徒によっては、塾に行くよりもかえって結果が出るのではないかとさえ思います。
市販の教材で、塾の教材以上に優秀なものも少なくないので、うまく使えば塾に行くより成果が見込めるからです。
ただし注意してほしいことは、塾なし受験をするにしても、模擬テストは受けるべきだということです。


参考までに、塾という環境が決して良いとは言えない生徒のタイプを挙げておきます。
以下の点に心当たりのある方は一考の余地はあるかもしれません。
  
 

塾になじめない人

親の目からは集団の中で切磋琢磨することは理想的かもしれません。しかし現実的には、そういう子供ばかりではありません。集団では「他人との戦い」という側面がどうしても出てしまいます。争うことが嫌いな子供・気弱な子供にとって、塾という環境は不利なのです。

ある程度の成績で満足してしまう人

一定の成績を取ればそれで満足してしまい、自ら自分の向上を止めてしまう人は塾にいる限りそのままか下落していきます。注意が必要です。

勉強が嫌いな人

もっと嫌いになる可能性があります。 

健康面に優れない人

通塾に関する労力・時間が負担になります。

御三家レベルの学校にこだわっていない人

塾なし受験により、全体的にゆとりある生活ができます。

6年生になっても習い事を続けたい人
精神的に不安定な人
いじめられやすい人
基礎から問題のある人

※ 塾なし受験にご興味のある方、使用する教材や方法など、ご相談があれば応じますので、お気軽にご連絡ください。