普通の受験指導では家庭教師でも効果は乏しい。

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結果論的解説主義では、マンツーマンでもダメ! 

中学受験生の場合成績不振の原因を研究してみると、単なる知識不足勉強不足といった原因で成績不振に陥っている生徒はむしろごく少数で、ほとんどのケースは種々様々な要因が絡み合って「成績不振」という現象が生じていることがわかります。一言で原因を表現することはできません。

したがって「根性論(とにかく頑張る主義)」はもちろんのこと、多くの家庭教師派遣会社・教育評論家が判で押したように言う「受験一般論をていねいに、わかりやすく、マンツーマンで」といった単純な方法では、プロ家庭教師としての自分の経験からもコンスタントに効果を上げるのは難しいかと思います。そのような形式だけを整えるだけの改善に走っても、因果関係の本質をとらえていることにはならないからです。

(確かに事実として成果の出るケースもあるかもしれませんが、それは全体の中では非常に限られたケースを誇張しているに過ぎません。確率論としては非常に乏しい数値になるはずです)


 すなわち人数が少ないほうがきめ細かな指導ができるという根拠で「集団授業よりは個別指導が・個別指導よりは個人指導(家庭教師)の方が有効だ」という受験教育の常識は、指導ノウハウが一定の場合に成り立つ話で、裏を返せばそのようなことを主張する者はそこまでが指導の限界ととらえていると推測できます。

従来的一般的指導法に立脚する限り、そのような考え方はまったくの幻想(もしくは限定的)と断言できます。

「結果論的解説至上主義」「ただひたすら問題を解いていけばよい」という主張に基づく限り、一時的な成果は低次元の中の偶然性をともなうわずかな違いに過ぎません。どの生徒も誰もが劇的な効果を得て解決されるものとは到底考えられないことです。

 家庭教師は、付ければよいというわけではありません。本当に勝ちたければ、学習形態よりも指導法こそ変えなくてはいけない!

家庭教師は、付ければよいというわけではありません。プロ家庭教師なら大丈夫ということでもありません。本当に勝ちたければ、学習形態よりも指導法こそ変えなくてはいけないのです。「中学受験の専門家、アドバイザー」という肩書きをもつ営業マンの言葉に操られ、こんなことすら気がつかない保護者がたくさんいるのです。
形式だけ整えてもダメなのです。実を得なくては。指導法のチェックは勉強に対する生涯にわたる態度や印象に大きく影響する中学受験を子供に志向させる以上、親の義務と言えるのです。それも見せられない指導者というのは、本当は自信がないのですから。