意気込む気持ちはわかるけど・・・

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あまり早くから必死にやるな。

保護者の中には、中学受験の難しさを聞いてか、意中の難関校にどうしても入れたいという気持ちが走ってか、小学校1・2年生の低学年から受験塾に入れて、習い事等もやめ、はじめから中学受験専念モードで気合を入れて取り組む方がいます。

近年では少子化の影響で、各塾では年少のうちから生徒を取り込んでおきたいという感覚が働くせいか、低学年からの入塾をすすめることが多いようです。気持ちは非常にわかるのですが、私が生徒を見る限り、それほど低学年から始めることが有利に働くとは感じません。6年生になって、最上位クラスにそうした初期メンバーが集まるのかというとそうでもないようですし、最下位層にも初期メンバーが意外にいたりするものです。

それに対して、実質1年2年の準備期間で御三家クラスに合格した人はたくさんいます。普通に考えたら、他人よりも早くスタートを切れば当然成績もよくて当たり前です。しかし現実は逆効果であることも少なくありません。

どうしてでしょうか?

見てますと、やっぱり人間ですから、同じようなことを長期間やっていると飽きてくるんです。また集中力が続かなくなる。持続しない。言ってみれば、精神的に疲れてくる感じに見えるのです。そしてだんだん苦痛になってきて、逃避したくなってきます。結構早期開始者は5年生とかにいい成績を収めるのだけど、それがピークだったりするのです。その後、疲れてジリ貧するというケースです。

負けグセがついてしまう。年少の時にこれがつくと、かなり苦労します。

もともと中学受験の内容は現在のような3年使うのがスタンダードなのではなく、本来は2年間でやるものでした。

注意点。

3年生より前から塾に行かせたければ、5年生(4年生3学期)になるまでは遊び感覚・慣らし感覚で行かせたほうが良いのではないかと思います。この塾で良いかどうかの試用期間的な感覚でも良いかと思います。むしろこの場合は習い事はやめてはいけないと思います。親は精神的なピークが6年末に来るよう、うまく調節しなくてはなりません。やばいと思ったら、一時塾をやめることも検討すべきです。6年生の1月にモチベーションのピークが来るように計らうことが大事です。